【テーマ】 社会福祉士として必要なソーシャルワーク実践に必要な基本的な技術、価値規範・倫理、コミュニケーション能力、ソーシャルワーク展開過程で必要な知識と技術を演習を行いながら説明する。

【授業概要】 ソーシャルワークの知識と技術に係る他の科目との関連性を踏まえ、社会福祉士として求められる基礎的な能力について、演習を行いながら概説する。ソーシャルワーク実践で求められる価値規範と倫理、コミュニケーション能力、ソーシャルワーク展開過程で用いられる知識と技術を演習を行いながら説明する。授業では、グループワーク、ペアワーク、ディスカッションなども活用する。

【到達目標】 ソーシャルワーク実践に必要なコミュニケーション技術を説明できる。ソーシャルワークに関して、価値規範と倫理、展開過程で用いる知識と技術を実践的に理解する。

【実務経験の有無】

【実務経験の内容】 社会福祉士として在宅介護支援センター勤務や生活困窮者支援NPO団体ボランティアスタッフの実務経験を有する。
実務経験を生かして社会福祉の援助、事例、面接技術、援助観についての授業を行う。

【学位授与方針】 実験・実習・演習を通じて、豊かで幸せな暮らしをデザインする高い実践力を獲得している。

【授業計画】

1回 オリエンテーション
授業のオリエンテーション ソーシャルワークの復習

2回 自己覚知
自己理解と他者理解 自己覚知とは 社会福祉専門職と自己覚知

3回 基本的なコミュニケーション技術1
言語的・非言語的技術 質問 促し 言い換え

4回 基本的なコミュニケーション技術2
感情の反映 繰り返し 要約など

5回 基本的なコミュニケーション技術3
非言語技術における表情・態度・身振りなど

6回 基本的な面接技術1
面接の構造化 相談する人とされる人の位置 相談室の環境

7回 基本的な面接技術2
生活場面面接 面接におけるツールの活用 電話やe-mailなど

8回 ソーシャルワークの展開過程1
事例で学ぶケースの発見・インテーク

9回 ソーシャルワークの展開過程2
事例で学ぶアセスメント

10回 ソーシャルワークの展開過程3
事例で学ぶプランニング・支援の実施

11回 ソーシャルワークの展開過程4
事例で学ぶモニタリング・終結・事後評価・アフターケア

12回 ソーシャルワークの記録
支援経過の把握と管理 記録のわかりやすい書き方

13回 グループダイナミクスの活用
グループワークの構成 グループワークの展開過程

14回 プレゼンテーション技術
個人プレゼンテーション グループプレゼンテーション

15回 総括(フィードバック含む)
まとめとふりかえり よりよい支援に向けて

【教科書名】 特定の教科書は使用しない。

【参考図書】 授業中に適宜示す。

【評価方法】 全授業回の3/4以上の出席が必要となる。演習授業への取り組み意欲、グループ演習での協力する態度、その他参加の状況や態度50%、レポート・プレゼンテーション50%を基本とする。

【履修について】 在学中に社会福祉士受験資格取得予定の者とする。

【事前・事後学習等】
事前学習: 1回の授業につき事前にソーシャルワーク理論等の本を読む。 (2.0h)

事後学習: 事後には演習で用いた事例を吟味する。(2.0h)

【キーワード】 対話型授業/ディスカッション/プレゼンテーション

【備考】 在学中に社会福祉士受験資格取得予定の者を対象とする。1クラス20名以下。授業についての質問は授業終了後に対応する。