【テーマ】 犯罪や非行に対して,国(司法)がどのように捉え,法を適用し,処遇するのか,そこに心理学がどのように活かされているのかを概観する。

【授業概要】 ①犯罪・非行,犯罪被害及び家事事件についての基本的知識をA制度・法律・職種,B活動の倫理,C各機関における活動,D犯罪・非行の原因と支援,E犯罪被害への支援,F家事事件の観点から教授する。②司法・犯罪分野における問題に対して必要な心理に関する支援をA心理学的アセスメント,B心理学的援助,C法と心理学のの観点から教授する。

【到達目標】 公認心理師の学部科目である。司法・犯罪心理学分野の基礎的知識と技能を身につける。

【学位授与方針】 事実を知るためのデータを適切に収集し分析する力、人と人の関係を円滑にするコミュニケーション力、人の心の基礎を理解し人を支える力を身につけている。

【授業計画】

1回 ガイダンス
講義の進め方・成績評価の仕方・授業概要

2回 犯罪心理学の歴史
犯罪心理学の始まり、様々なアプローチ

3回 科学的捜査
プロファイリング、虚偽自白、ポリグラフ検査

4回 司法・犯罪分野における心理アセスメント
生物・心理・社会モデル、面接、心理検査、評価ツール

5回 司法・犯罪分野における面接
調査面接と臨床面接の違い、動機づけ面接、子どもへの司法面接

6回 司法・犯罪分野における法律と制度
刑事司法手続き、少年司法手続き、心神喪失者等医療観察法

7回 非行少年への心理支援
少年法の理念、警察、家庭裁判所、少年鑑別所、保護観察所

8回 犯罪加害者への心理アセスメント
精神鑑定、正式な情状鑑定、私的な情状鑑定

9回 矯正施設における加害者臨床
刑罰から更生へ、一般改善指導と特別改善指導、多職種連携

10回 各種犯罪類型の特徴と心理支援
窃盗犯、粗暴犯、性犯罪、重大事犯、薬物犯、パーソナリティ障害

11回 犯罪被害者への心理支援
犯罪被害者等基本法、PTSD、心理支援の基本的姿勢と方法

12回 社会内処遇における心理支援
更生保護法、ソーシャルインクルージョン、家族支援

13回 家事事件における法律と制度
家事事件手続き法、人事訴訟法、家事審判、家事調停、離婚

14回 離婚における心理支援
離婚のプロセスと夫婦療法、再婚家庭とステップファミリー

15回 総復習課題
全体を通じたふりかえり

【教科書名】 配布したプリントは継続して持参してください。欠席者は次の授業前に取りに来てください。

【参考図書】 授業中に紹介します。

【評価方法】 初回課題10%+小レポート65%+ 総復習課題等25%

【履修について】 初回のガイダンスには必ず出席してください。

【事前・事後学習等】 事前学習(1.5h)。事後学習(1.5h)。

【備考】 教員や教員の指導学生の研究協力を依頼することがあります。