【テーマ】 AI技術の進化や高度な医療体制が完備されるなか、人を思い遣り相手の心に寄り添う看護が今後ますます期待される。看護におけるホスピタリティとは何か、その意義と必要性を概説する。

【授業概要】 前半部分ではホスピタリティの概念や他者に与える人の印象、及び傾聴力や伝える力を基本としたコミュニケーションの重要性について考察する。後半部分においては看護に携わる際に重要となる「人を思いやる心」「共感力」「患者の尊厳」等について討議し、日常的にホスピタリティマインドが実践できるよう指導する。双方向授業を基本としグループディスカッションも多く取り入れる。

【到達目標】 ・看護におけるホスピタリティの必要性に関し説明できる。
・コミュニケーションの重要性について主体的に考えそれらを実践できる。
・AI時代における看護師のあるべき姿について説明できる。

【実務経験の有無】

【実務経験の内容】 日本航空(株)に約40年間勤務。国際線を中心とした乗務を通じ異文化含め多様なお客様への接客経験を有する。
実務経験に基づき、看護における患者接遇の重要性を説くと共に、広く日常生活でも役立つホスピタリティの意義と必要性に関する授業を行う。

【学位授与方針】 礼節を重んじ、ホスピタリティの精神と高い倫理観を有している。

【授業計画】

1回 オリエンテーション
授業テーマ、概要、到達目標の説明と次回以降の授業内容の確認

2回 ホスピタリティの概念を考える
語源から読み取るホスピタリティの意義とサービスとの違い

3回 印象形成のメカニズム①
表情・身だしなみ・声が他者に与える影響についての考察

4回 印象形成のメカニズム②
態度・立ち居振る舞いが他者に与える影響についての考察

5回 良好なコミュニケーションの構築①発する言葉の重要性
ポジティブワードや肯定表現が相手や自己に与える効果について

6回 良好なコミュニケーションの構築②聴くチカラとは
聴くことで相手を肯定し良好な関係を構築する傾聴力について

7回 良好なコミュニケーションの構築③伝えるチカラとは
端的に伝えるためのスキル及び共感と理解を生むための伝える力について

8回 2回~7回の振り返り
これまでのテーマで特に心に残った内容について(グループワークと発表)

9回 クレーム対応①怒りはどうやって生まれるか
怒りの生まれるメカニズムを考察し不満を信頼回復の契機に変える

10回 クレーム対応②ケーススタディで考える
患者の心を落ち着けるクレーム対応についてホスピタリティの観点から考える

11回 ケーススタディ①患者の心に寄り添う最良の対応を考える
個別ケースにみる患者とご家族に対する対応(グループワークと発表)

12回 ケーススタディ②患者の心に寄り添う最良の対応を考える
個別ケースにみる患者とご家族に対する対応(グループワークと発表)

13回 AI時代に求められる看護師のホスピタリティを考える 個別ケース①
AIとの対比において看護師に求められる役割(グループワークと発表)

14回 AI時代に求められる看護師のホスピタリティを考える 個別ケース②
AIとの対比において看護師に求められる役割(グループワークと発表)

15回 試験及び授業総括
授業全般に関する質疑応答

【教科書名】 なし
授業毎に教員作成の資料を配布する。

【参考図書】 授業内で適宜紹介する。

【評価方法】 試験 60%、各回のリアクションペーパー 30%、授業参画姿勢 10%。本講義は各回が連動した積み上げ式の構成をとるため単位取得には12回以上の出席が必要。

【課題・試験等へのフィードバック方法】 学生が毎授業終了後記入するリアクションペーパーに記載のあった質問等について、次回授業時に回答しフィードバックとする。

【履修について】 なし

【事前・事後学習等】
事前学習: 1回の授業につき事前にmanaba courseで配信する資料を熟読し関連する事柄を調べる。 (1.0h)

事後学習: 自身のノートを見返し資料と照らし合わせ理解を深める。(1.0h)

【キーワード】 双方向授業/アクティブラーニング/ディスカッション

【備考】 講義資料はmanaba courseを介して共有します。能動的な授業を旨としますので学生の積極的な発言と授業参画を期待しています。