【テーマ】 将来,看護師として働く上で必要な立ち居振る舞い,相手を思いやる気遣いについて,茶道を通じて教授する.日常生活においても,美しい身のこなしを実践できるよう指導する.

【授業概要】 看護師として社会で活躍する際には,職場が病院であっても,診療所や事業所であっても,一人の社会人としてのマナー,立ち居振る舞いが求められる.
この講義では,一般的な礼儀作法,言葉遣いを身につけ,それを日常生活で自然に生かせるよう,基本的な事項について学習する.茶道を通じて,礼法の心を学び,看護の実践につなげる.また,学習した内容をグループワークを通して発表し,理解を深める.

【到達目標】 1 看護師として働く上での礼法の意義が説明できる.
2 礼法に則った基本的な立ち居振る舞いができる.
3 日常生活においても,美しい身のこなしについて意識し,実行する.

【学位授与方針】 礼節を重んじ、ホスピタリティの精神と高い倫理観を有している。

【授業計画】

1回 ガイダンス
日本礼法の考え方,茶の湯の文化と歴史

2回 日常生活でのマナー,和室と日本文化
集団生活における礼法,社会生活・学生生活におけるマナーを考える.

3回 看護への礼法の活用
看護における「礼」の意味を考える.

4回 基本的な立ち居振る舞い
静と動の所作について,その意味や方法を理解し,実践する.

5回 立つことと座ること
看護援助の際の立つ,座る所作を学ぶ.椅子での所作,和室での所作を学ぶ.

6回 美しい所作とは何か? 茶道における美しい所作の実践
他者が美しいと感じる所作について考える.お茶を点てる側と客としていただく実践.

7回 美しい所作の実践.茶道における美しい所作の実践
他者が美しいと感じる所作を実践する.茶碗と菓子器を用いた
実践.

8回 複数の人間の中での所作(1)模擬茶会の実践①
声をかけあう心配り,合図を送る意味.

9回 複数の人間の中での所作(2)模擬茶会の実践②
複数の人間が移動する際の調和の取り方.

10回 茶道と礼法(1)
「和敬清寂」「一座建立」「一期一会」の意味するところを学ぶ.茶会の実践①

11回 茶道と礼法(2)
看護実践における「亭主」と「客」について考える.茶会の実践②

12回 グループワーク(1)
茶道における礼法を看護実践に役立てる方法を考える.

13回 グループワーク(2)
各班テーマを決めて現代社会に生きる「礼」のあり方を討論する.

14回 グループワーク(3)
看護の実践にどの様に「礼法」で学んだことを生かしていくかを討論する.
発表に向けての準備.

15回 総括とグループ発表
各班グループ発表を行い,看護を実践する際に,茶道を通じて学んだ「礼」の生かし方をまとめる.

【教科書名】 なし

【参考図書】 適宜,講義資料を配付する.
はじめて学ぶ客のマナー(お茶のおけいこ1)世界文化社,
基本のけいこ(お茶のおけいこ2)世界文化社,

【評価方法】 全15回のリアクションペーパーの提出を含む授業の取り組み50%.個人課題,グループディスカッション,グループ発表の内容50%から総合的に判断.

【課題・試験等へのフィードバック方法】 毎回の授業時にリアクションペーパーを配信.質問等には次回授業時に回答してフィードバックとする.
授業に関する質問は,直接もしくはmanabaの個別コレクションから受け付ける.

【履修について】 タブレット端末,pcを授業中に使用する場合がある.

【事前・事後学習等】
事前学習: 事前に予定されたテーマについて配布資料を読む,実践の動画を見る等予習をする. (0.5h)

事後学習: 授業で学んだ点について自身のノートを見返し,理解を深める.各回指定された課題に取り組み提出をする.(0.5h)

【キーワード】 ディスカッション

【備考】 講義内容や順序の変更がありうる.第一回講義は東館13階被服造形実習室に集合.
manaba個別コレクション使用.