【テーマ】 ヨーロッパを中心に発達してきた、針と糸を用いて装飾する技法であるエンブロイダリー等の基礎技術を習得して衣服装飾やアクセサリー制作に応用発展できる様々な西洋の刺しゅう技法を幅広く学ぶ。

【授業概要】 フランス刺繍を中心に、ステッチワーク(刺繍糸で刺す)、ブライトワーク(ビーズ,スパングルなどを刺す)、リボンワーク、コードワーク、ミラーワーク、スモッキング等の基礎技術をブックカバーの装飾過程で習得する。また、ソウタシエ技法等も学び、自由課題としてブローチやネックレス等のアクセサリー制作を行い、衣服装飾やデザイン発想に応用発展できる装飾技法を身につける。

【到達目標】 服飾技法であるフランス刺繍技法を中心に、基礎から応用技術までを習得する。各技法に応じた使用素材、用具、図案の写し方、刺す糸と針の選定、適正な針目、刺し方技法などの知識と技術を習得する。

【実務経験の有無】

【実務経験の内容】 他大学での教員や私立大学情報教育協会等の専門委員を務める、また服飾工芸系の各種コンテスト審査員、生涯学習協会等の評議委員も務めた。
大学の授業での情報機器の活用や教育方法を教育実践に生かし、審査員の経験からは、より完成度が高い作品制作技術を習得させる。

【学位授与方針】 社会と環境の変化に関心を持ち、多様な価値観や状況に対応できる衣生活の提案と実現に向けて協働して取り組むことができる。

【授業計画】

1回 オリエンテーション・刺しゅうの基礎知識
授業の進め方・用具、使用材料、図案デザインと転写、糸の扱い方

2回 課題1 ステッチワーク技法の解説と実習①  (線刺し)
アウトラインステッチ・バックステッチ 他

3回 課題1 ステッチワーク技法の解説と実習②  (面刺し)
サテンステッチ・チェーンステッチ(角刺し・輪留め含む) 他

4回 課題1 ステッチワーク技法の解説と実習③
ブランケットステッチ・スパイラルステッチ 他

5回 課題1 ステッチワーク技法の解説と実習④
ノットステッチ・マウントメリックステッチ 他

6回 課題1 ブライトワーク技法の解説と実習
ブライトワークとは・ビーズ、スパングルの扱い方、刺し方数種

7回 課題1 リボンワーク技法の解説と実習
リボンワークとは・リボンの扱い方、刺し方数種

8回 課題1 コードワーク技法の解説と実習
コードワークとは・コードの扱い方、コードの止め方数種

9回 課題1 スモッキング技法とアップリケ技法の解説と実習
スモッキングワークの刺し方・アップリケの刺し方を解説し実習

10回 課題1 ミラーワーク技法・カバーの仕立て・フィードバック
ミラーの止め方・仕上げアイロン・ブックカバーの裁断と縫製

11回 課題2 刺繍技法による応用自由作品 アクセサリー制作①
ロシア刺繍ソウタシエの基礎技法解説と基礎モチーフ制作実習

12回 課題2 刺繍技法による応用自由作品 アクセサリー制作②
オフルーム技法解説と実習 (カボションやパールや等の装飾技法)

13回 課題2 刺繍技法による応用自由作品 アクセサリー制作③
ソウタシエの留め具作成・アクセサリー金具の扱いと使用方法

14回 課題2 刺繍技法による応用自由作品 アクセサリー制作④
応用自由作品裏の始末とフリンジ(縁飾り)解説・提出方法説明

15回 制作課題のプレゼンテーション・課題2のフィードバック
課題2 作品発表・課題作品と授業ファイル提出・課題講評と評価

【教科書名】 必用に応じて適宜、プリント配布を行い授業を進めるため、特定の教科書は無い。

【参考図書】 授業の進度にあわせ適宜、授業時間中に紹介する。

【評価方法】 制作課題作品の出来栄えと発表内容(50 %)と授業の興味と取り組み方(50%)の総合評価とする。なお、授業の取り組み方には配布プリントをまとめた授業ファイルの採点も加える。

【履修について】 刺しゅうに興味があれば、初心者でも問題はない。

【事前・事後学習等】
事前学習: 授業回ごとに解説に合わせた実習が重要であるため、特に無い。 (0.0h)

事後学習: 授業時間内に終了できなかった授業日の課題は、配信された動画を見て次回までに自宅実習して完了する。(2.0h)

【キーワード】 双方向授業/対話型授業/プレゼンテーション

【備考】 課題1の基礎刺しゅうに使用する用布、針、ビーズなどは教材費で購入し配布して初回からそれを使い実習する。課題2は自由制作のため、使用材料は各自で準備する。初回授業には、配布プリントを整理するA4クリアポケットファイル(40ポケット)を持参する。