【テーマ】 言語と社会の関係を様々な角度から研究する学問である社会言語学を概説する。世界で「言葉」と「社会」がどのように規定され、変異しているのかなどを考える。世界の英語のバリエーションについても詳細に解説する。
【授業概要】 中学校・高等学校教員免許を取得するための選択科目である。世界には無数の言葉があり、生まれては消えていっている。また、海外では2つ3つの言葉を喋る人たちもたくさんいる。一方同じ英語でも英・米・豪など数多くのバリエーションがある。そのような社会と言語関連性に関する様々なテーマについて学んでいくことで言葉の性質や多様性、その定義の難しさについて理解する。授業内でテーマに関連する内容を調べ、グループで発表する。
【到達目標】 学生は英語を単に暗記するものとして学ぶのではなく、その背景にある知識を学習し考察することで、英語学・言語学に関する理解を深め、自らの英語学習や英語教育に役立てられるようになる。
【学位授与方針】
英語圏の言語・文学・文化を専門的に学ぶことを通し、多様な人間や社会のあり方を深く考慮することのできる力を獲得している。(英コミ)
異文化コミュニケーションに必要な語学能力を身につけている。(国際)
【授業計画】
1回 イントロダクション
教材・授業の説明
2回 世界の言語と世界の英語(1)
世界の言語の親戚関係?語族と祖語
3回 世界の言語と世界の英語(2)
英語の歴史的拡大と国際(共通)語としての英語
4回 言語のバリエーション(1)
場所による言語の違い(言語の地域方言)、“標準語”と“方言”
5回 言語のバリエーション(2)
社会階層による言語の違い(言語の社会方言)
6回 言語のバリエーション(3):中間課題
映画『My Fair Lady』を使用した中間課題
7回 言語の選択(1)
多言語社会を理解する
8回 言語の選択(2)
多言語社会における言語の選択とコードスイッチング
9回 言語のバリエーション(4):中間課題へのフィードバック
My Fair Ladyを使った中間課題の解説、フィードバック
10回 言語の変化(1)
言語の誕生(ピジンとクレオール)と言語の死(絶滅)
11回 言語の変化(2)
言語の変化(日本語や英語の変化)
12回 言語の変化に関する授業内発表
絶滅の危険性がある言語について調べて、グループで発表する
13回 言語と政策
世界の言語の政策(英語圏の英語使用率、ケベックやカタルーニャの言語政策)
14回 自然言語と人工言語
人工的に作られた言語(映画内の人工言語とエスペラント)
15回 学期末試験と授業の総括(フィードバックを含む)
学期末試験、授業全体の振り返りとフィードバック
【教科書名】 適宜プリントを配布する。
【参考図書】 『社会言語学入門』東 照二 著、研究社
【評価方法】 授業内活動(30%)、授業内課題・発表(15%)、中間課題(25%)、期末試験(30%)に基づいて総合的に評価する。
【履修について】
指定された予習復習範囲や発表の準備などをしっかり行って授業に臨んでください。
この授業では発表時などを除き、基本的にPCの持参を必要としない。
【事前・事後学習等】
事前学習:
1回の授業につき、事前に教員から指示された内容について考えてくること。 (1.0h)
事後学習: 授業後に授業資料や参考資料を閲覧し理解を深めること、発表や課題に向けて取り組むこと。(2.0h)
【キーワード】 双方向授業/対話型授業/アクティブラーニング/ディスカッション/プレゼンテーション
【備考】 毎回の授業でコメントシートを使用した授業内容の振り返りや質問へのフィードバックを含みます。