【テーマ】 用途性や装飾性の強いアート分野から離れ、純粋に描画や造形を学ぶファインアート。ここでは油彩の基礎的な技法について、静物、風景、人物それぞれの表現ポイントを実際に制作する中で順序だてて説明する。

【授業概要】 油彩画材の特徴や扱い方、描画の基本的な技法について、キャンバスと油絵具を用いて制作体験を積む。創造的な見かたでモチーフを読み込むことや、感じ取った美しさを大切にしながら構図や採光の工夫を交えて描くことを、ポピュラーな描画技法を用いて画面で確認していく。

【到達目標】 描画技法を理解し、モチーフを適切に捉えて、画材を適切に用いて自分の表現したいことを具体的に作品化できる。

【実務経験の有無】

【実務経験の内容】 高等学校美術・工芸教育に公立高校教諭として従事、実技指導を行ってきた。
油彩画の基礎技法の着実な修得を推し進め、様々なモチーフと表現意図に応じた描画活動を支援する。

【学位授与方針】 国際化の時代に異文化交流に役立つ、世界の中での日本文学、日本語について理解する力を身につけている。(日文)
関心・興味に応じて特化した分野・領域での専門的な知識と創作技能・表現力を身につけている。(文芸)

【授業計画】

1回 ファインアートについて ガイダンス
作家の個性や創造性を発揮する手立て 油彩画制作の基礎知識の確認

2回 油彩画材の使用法と描画 練習・リンゴを描く1
画材の使い方、絵の具のさばき方等について、描いて覚える。

3回 練習・リンゴを描く2
画材の使い方、描き方の続き。技法のポイントの復習

4回 静物画の制作 モチーフの選定と構想 画面の用意
資料の精選と画面構成・構図について考える 下描きと大まかな配色

5回 静物画 制作のつづき
描画着彩 光と影・明暗を生かした混色の工夫

6回 静物画 制作のつづき
描画着彩 モチーフの質感とタッチの工夫

7回 静物画 作品提出 合評会 (フィードバックを含む)
お互いの作品を鑑賞し制作を振り返る。合評会批評シート

8回 風景画の制作 モチーフの選定と構想、画面の用意
資料の精選と画面構成・構図について考える 下描きと大まかな配色

9回 風景画 制作のつづき
描画着彩 水平線等の意識・遠くから描く 光の意識・明から描く

10回 風景画 制作のつづき
描画着彩 空・海・山・樹木・建物それぞれの表情とタッチの工夫

11回 風景画 作品提出 合評会 (フィードバックを含む)
お互いの作品を鑑賞し制作を振り返る。合評会批評シート

12回 人物画の制作 モチーフの選定と構想、画面の用意
資料の精選と構図について考える 下描き・形のとらえ方と色の工夫

13回 人物画 制作のつづき
描画着彩 表情をつかさどる各部の描き方 タッチと色の工夫

14回 人物画 制作のつづき
描画着彩 目鼻口・微細な表現へ 髪や衣服の質感

15回 人物画 作品提出 合評会 ファインアートの学習のまとめ
お互いの作品を鑑賞し制作を振り返る。合評会批評シート ファインアートの学習のまとめ

【教科書名】 特に設定なし 配付プリント(画像写真)

【参考図書】 適宜紹介

【評価方法】 作品(70%)、合評会批評シートおよび振り返りシート(30%)により評価する。

【履修について】 美術に関心があればだれでも 油彩画応用を選択する予定の人は履修しておいてほしい

【事前・事後学習等】
事前学習: 制作に関連する作品例を調べ、できれば実物の作品を美術館・博物館を訪れ鑑賞すること (2.0h)

事後学習: 制作に関連する作品例を調べ、できれば実物の作品を美術館・博物館を訪れ鑑賞すること(2.0h)

【キーワード】 双方向授業/アクティブラーニング/ディスカッション

【備考】 毎回終了後manabaアンケート上で振り返りシートを記入し提出
教室の広さから、受講者数を調整する場合があります。
必要となる次の画材は一括で準備・配布します。代金の集金があります。
F4キャンバス(ひとり4枚)、速乾メディウム・筆洗液・油絵具・溶き油(共同使用)
自分の油絵用具セットが手元にない人には、筆やパレット等の基礎道具セット販売の用意があります。