【テーマ】 衣料の選択、取扱いにあたって材料である繊維およびその組成を実験を通じて習得させる。

【授業概要】 毎回最初に実験の目的と方法について講義を行い、全員で同じテーマの実験を行う。学生はグループに分かれて実験を進める。パソコンや各種IT機器を使って画像、手順、結果などを共有する。
テーマ事にレポートを課し提出させる。実験科目であるので出席を特に重視する。

【到達目標】 本実験では、各種の既知繊維を試料として、各種定性鑑別の基礎を体得し、これを未知試料の鑑別に応用できるようになる。さらに混用品について定量鑑別を行い混用率の算出法を学ぶ。

【学位授与方針】 衣服に関する情報収集、分析そしてマネージメントができる力を身に付け、人々が様々な環境に対応できる衣素材、衣服、衣生活を考えることができる。

【授業計画】

1回 ガイダンス
繊維鑑別の目的、実験上の諸注意、レポート作成方法の説明。

2回 顕微鏡法(側面観察)
繊維側面のプレパラートを作成、光学顕微鏡で特徴を観察。

3回 顕微鏡法(断面観察)
繊維断面のプレパラートを作成、光学顕微鏡で特徴を観察。

4回 顕微鏡法(異形断面繊維観察)
異形断面の繊維を光学顕微鏡で観察。特徴や用途を知る。

5回 溶解法(常温法)
種々の溶媒に対する常温での溶解特性を調べる。

6回 溶解法(煮沸法)
種々の溶媒に対する加熱下での溶解特性を調べる。

7回 比重法
四塩化炭素とキシレンの混合溶媒を用い浮遊法で比重を測定する。

8回 燃焼法(燃焼特性)
種々の繊維を直接燃焼させることでその燃焼挙動を観察する。

9回 燃焼法(乾留法)
乾留法による繊維の溶融の有無と煙の定性試験による鑑別を学ぶ。

10回 燃焼法(窒素・塩素の検出)
燃焼法の応用として窒素の検出と塩素の検出による鑑別を学ぶ。

11回 着色法1
直接、酸性、分散染料での着色による鑑別を学ぶ。

12回 着色法2
混合、塩基性染料さらに繊維鑑別染料での着色による鑑別を学ぶ。

13回 混用織物の鑑別1
混用品の多い、市販の各組成繊維を顕微鏡を用いて鑑別する。

14回 混用織物の鑑別2
混用織物について、着色法、燃焼法を用いてさらに詳しく調べる。

15回 まとめ
全体の実験をまとめ、結果について考察する。

【教科書名】 プリント配布

【参考図書】 なし

【評価方法】 テーマ毎のレポートと事前課題80%、平常点20%

【履修について】 服飾繊維学、共通の化学を履修しておく事。

【事前・事後学習等】 事前課題、レポート作成、文献調査

【備考】 実験科目であることから出席を重視する。
manaba folio使用